魔法少女の立場だったら

願いを1つ叶える変わりに魔法少女になる

ちょい前に魔法少女まどかマギカが流行った。

見てないし、内容は聞いただけだから違いがあるかもしれない。

今回はその中の一人の魔法少女「さやか」の立場だったらと考える。

ちなみにさやかは

 

まどかと共に魔法少女の世界に足を踏み入れる。幼馴染上条恭介に一途な想いを寄せており、治療不可能な怪我によってバイオリン奏者になる夢を絶たれた恭介を救うため、巴マミの死後、恭介の腕の治癒を願ってキュゥべえと契約、魔法少女となる。だが、生前のマミからは、自分の願いを他者の願いを叶えるために使うことの危うさを指摘されており、やがてその指摘通りの問題に直面することになる。

引用:Wikipedia

 

という人。

 

欲望に蓋をした。

見て見ぬ振りをして、分からないいまま終わった。

 

恋は盲目。

というが、彼女の行動はそれの極みだ。

彼女の望みは

「彼にバイオリンを弾けるようになってもらう事」

ではなく

「彼と一生を供にする」

であったはず。

一生、とまではいかないかもしれないが、恋人のような関係でいたかったはず。

「バイオリンを弾けるようになること」は

彼の願いであって彼女の願いではない。

 

自分の欲望を素直に表現できなかったんじゃないか。

 

ただ自分の欲望を言ってしまえば、必ず批判はくる。非難も言われる。

これに耐えられないから、素直になれない。

弱い自分を人に知られたくない一心で、必死に強い振りをして、弱さを前に出せない。

無くなるのが恐いし、離れるのも恐い。手放すことも恐い。

だから言わない。

言わないだけならまだいいかもしれないが、

1番やっかいなのは弱さや欲望があるのにも関わらず、

こんなの自分じゃないと蓋をしてしまうこと。

いつまで経っても自分の事が分からず終わる。

 

 

自分の気持ちに蓋をしていたからこそ、

見て見ぬ振りをして、分からないまま。

自分は本当は何が望みなのか分からないまま、

自分の舵を相手に委ねてしまった。

 

聞いた話だと彼女は彼のお見舞いに何度も行っていたらしい。

もしかしたら彼女は

「バイオリンを弾けるようになったら自分に振り向いてくれるはずだ」と

都合のいい解釈をしていたのかもしれない。

 

でもでもだけど

しかしながら彼女の行動は素晴らしい。

結果を見ていえば、彼女の選択は間違いだろう。

でも、彼女は「決断」をした。

この点に拍手したいんだよなー。

だって自分は決断をしたことがないから。

ずっとヒーローを待ってるだけ。

 

だから魔法少女になんてなれない。

 

なりたいでなれるわけがない。

決めたからなれるもの。

 

でも彼女のような魔法少女のなり方はしない。

 

自分の欲望を素直に表現することをする。

 

今日から意識高い魔法少女になる。